葬儀担当者としての思い出

query_builder 2025/05/13
葬儀担当者としての思い出

葬儀担当者としてこれまで様々なご家族の葬儀に携わり、その数だけ思い出があります。

淡々として故人様を見送るご家族、悲しみのあまり泣き崩れるご家族、皆で笑顔で見送るご家族。

私達担当者は、この一軒一軒の葬儀で「ご家族に悔いの無い思い」をしてもらうために個々の葬儀で「導くお手伝い」をしています。

葬儀それぞれに私の思い出はありますが、特に忘れられないご家族が二軒あります。

一軒目は約10年ほど前ですが奥様がお亡くなりになり、家族は勿論のこと、特に旦那様の悲しみは強くショックを隠せず、葬儀当日も悲しみの最中で何とか奥様のお見送りを済ませましたが、その後、旦那様は奥様の後を追うようにお亡くなりになりました。

旦那様は娘様と同居されていましたが、1年の間にご両親を亡くされた御長男、同居されていた娘様である御長女様の悲しみは相当なものであったと思います。

私も娘様からの連絡を受けてご一緒にお墓参りを致しましたが「何故?」という

言葉しか出ませんでしたが、天国でご夫婦で仲良くしてくれていることを祈っています。

そして次に、2年前ですが若くして御父様がお亡くなり、その当時、中学1年生だった長男が、この度、高校に入学したことを御母様(当時は喪主様)から伺いました。

葬儀当日、火葬炉の前で「いってらっしゃい」と大きな声で亡きお父さんを送り出した彼は無事に高校生になり、元気に勉強、部活動に励んでいるそうです。

中学1年生で父親を亡くし、私自身も小学6年生で父親を病気で亡くした私は、彼に昔の自分を重ねて見ているのかも知れませんが、彼は私と違い、残されたお母さんを大切に親孝行をしてくれると思います。

是非、「今・現在」を大切に頑張っていくことを影ながら祈っています。

頑張れ!

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セレモニー飛翔

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