警察官から葬儀社へ、先輩への感謝と別れ

query_builder 2025/01/27

家族葬とは、御家族や親族だけの少人数で有意義に「お別れの時」を過ごす葬儀であって、参列者の全てが想い出となる葬儀を執り行うものです。

昨日、私の警察官時代の刑事当直班の主任であり、刑事に成り立ての私に様々な事件現場に同行させて経験を積ませて頂いた先輩が逝去されたとの電話連絡がありました。

この先輩、上司とは警察を辞めて私が葬儀社を開業してからも継続して、約30年のお付き合いでした。

奥様ともお目に掛かったこともあり、その奥様からの突然の電話で、先輩が急死したことを知りました。

年末から本年にまたいで私は入院したり、仕事も忙しく先輩と電話で話す機会を失っており、どうしてるかなと気になっている最中での連絡でした。

連絡を受けても信じることなどできず、ただ病院へと向かいましたが、霊安室に案内され、眠るように横になっている先輩を見て、近付いて肩や胸元を押して呼びかけてみても返事は無く、やっと事実を受け止めました。

奥様から依頼を受けた葬儀社の立場であるにもかかわらず、ただただ涙が止まらず、今思うと情けなく思いますが、そんな簡単な付き合いでは無かった。

私と先輩との付き合いは人に話しても分からないと思います。

先輩のお身体を安置所に運ぶ際も運転中に思うのは、昔のことばかりで安置所までの経路などははっきりと覚えていません。

安置後に御家族と話をして「家族葬」希望でご依頼を受けましたが、正直、葬儀当日、また、火葬炉に入る先輩を目の当たりにして正気でいられるか不安です。

しかしながら、私は葬儀社の担当者としてこの葬儀を全うしなければなりませんし、先輩に強い姿を見せなければならないとも思っています。

先輩の新しい「旅立ちの時」を私自身がしっかりと御家族と一緒に見守ること。

先輩への気持ちを胸に秘めてしっかりと送り出したいと考えています。

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セレモニー飛翔

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