遺影写真の選び方と家族への影響

query_builder 2025/02/01

家族葬が主流となった今、思い出となる「遺影写真」を終活の一環として事前に撮影された写真を使いたいという方がいらっしゃいます。

終活とは、ご自身が死んだ後、葬儀の形式や費用、納骨先の希望など詳細をノートなどに記し、ご自身の写真も用意するなどします。

ご家族は、大切な方が「終活」でこれらを用意している場合、これに添って葬儀を進めていく流れとなります。

私達、葬儀担当者は「終活」について、葬儀打ち合わせの際にご家族から相談を受けたりしますが、この「終活」の一環として事前撮影された写真をお見受けします。

事前撮影された写真は、遺影写真として使用することを望む故人様の意志でもあるのですが、これまでのケースでこの写真を「遺影写真」として使用することを決断できずにいるご家族は多く見られます。

その理由としては幾つかあるのですが、大きな理由のひとつとして、事前撮影された写真は「故人様の普段の顔ではない」というのが理由です。

ご存じのとおり「遺影写真」は永遠に残りますし、ご家族は故人を思い出し、写真を見て、生前の楽しかったこと、悲しかったこと、嬉しかったことなどを思い返します。

私自身の考えですが、この写真はご家族の想い出として「普段の故人様の顔」が理想であると考えます。

必ずと言っていいほど「終活」でご自身で事前撮影で残されたされた写真は「覚悟を決めた悲しい顔」です。

寂しい、死を覚悟したお顔は、残されたご家族には酷に感じます。

終活の一環としての写真は必要ありません。

元気に満面の笑みの写真、凜々しいお姿の写真、どうか生前の元気なお姿の写真を遺影写真として使用して下さい。

故人様のためにも、残されたご家族のためにも。

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セレモニー飛翔

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