故人を送り出すための『納棺の儀』の重要性

query_builder 2025/05/07
故人を送り出すための『納棺の儀』の重要性

お葬式の前に行う「納棺の儀」という大切な儀式があります。

納棺の儀式を執り行うのは「納棺師」というもの達です。

「納棺の儀」は、お葬式までの間に、ご家族やご親戚に集まって頂き、故人様を送り出す前の大切な最後の儀式となります。

この儀式を執り行う場所は、御自宅に安置をしている場合は自宅、遺体安置所に故人様を預けている場合は安置所や式場など場所やタイミングはご家族の都合や安置所の場所の確保ができる時など様々です。

現在は、ご家族不在で「葬儀担当者と納棺師」のみで行う場合が殆どとなりましたが、以前は御自宅で家族や親戚で納棺師が進行し執り行っていました。

未だに、首都圏から少し離れた地方では御自宅などで行い、また、その「納棺の儀式」にも風習がある地域もあります。

この「納棺の儀式」は『ご家族やご親戚らが故人様を天国へと送り出すための身支度を行う』もので、故人様にお礼を伝える儀式でもあると私は考えています。

『納棺の儀式』では皆様方で故人様のお身体を消毒を兼ねて、きれいな脱脂綿などで拭き上げ、男性であれば髭を剃ってあげたり頭髪を整えてあげたり、女性であれば納棺師と家族・親戚の中の女性方が綺麗に化粧をしてあげたりします。

そして、最後に「旅支度」という故人様に白装束・手甲・足袋などを付けてあげて「六文銭」を形取った紙を袋に入れて胸元にお入れし、最後に故人様を御棺にお入れし、故人様の利き手の横に杖を入れます。

この旅支度は、納棺師の進行の元で皆様方が行い、故人様を御棺に移す際も皆様方の手で行います。

この様に「納棺師」はご家族やご親戚が故人様との最後の別れ儀式である「納棺の儀式」において重要な役割を持っています。

先程話したように、現在では「葬儀担当者と納棺師のみ」で行うことが多くなっていますが、是非ともこの意味を理解して頂き、皆様方で「納棺の儀」を行ってみては如何でしょうか。

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